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採用背景

 脱炭素時代のクリーンな移動手段として期待されるEVの普及が進むなか、日本では、充電器の課金システムに関する課題があります。EVの充電は、0%から100%まで等速で行われるのではなく、100%に近づくにつれて充電速度が落ちていきます。そのため、海外では利用した電力量に応じた従量課金制が一般的となっていますが、日本においては電力の計量に関する制約により時間課金制が採用されることが多く、100%に近づくにつれて割高になってしまいます。
 この課題の解決に向けて、EVネットワークでは、専用アプリと連動することで充電量に応じた支払いや予約が可能になる、独自のEV充電システムの開発を行っています。決済もアプリ上で完結するため、充電器を設置するマンションや駐車場などのオーナーは、充電器分の電気料金の按分や徴収を行う必要がなく、設置後の手間がかかりません。
 充電器の通信にはSIMを活用しますが、1枚あたりの通信量は毎月30～50MB程度となるため、小容量の通信プランを選択したとしても容量を使い切ることはありません。そのため、EVネットワークではコストを抑えるために無駄の少ないプランを探していました。この度、毎月の通信量を複数の回線間で分け合える「パケットシェアプラン」がある点や、3キャリアに対応している点、「グローバル固定IPアドレスオプション」がある点などを評価いただき、『MEEQ SIM』を採用いただきました。

EVネットワークにおける『MEEQ SIM』活用

 『MEEQ SIM』の「パケットシェアプラン」は、SIMの枚数に制限はなく、異なるキャリアの回線で容量をシェアすることも可能です。EVネットワークでは早いペースで提供台数を伸ばすことを目標にしており、「パケットシェアプラン」を活用することで、通信コストを抑えながら迅速な展開が可能になります。
 また、EV充電システムでは、アプリから充電器にユーザーの予約データを送信する際、充電器へ直接アクセスするためにグローバル固定IPアドレスを割り振ることが必須でした。『MEEQ SIM』の場合、任意のSIMにグローバル固定IPアドレスをオプションとして付与できるという点も導入の決め手になりました。
 EVネットワークでは、最初の100台の充電器を無料で配布して認知度を高め、充電スポットのネットワークを拡大していく予定です。当社は今後も、『MEEQ SIM』の提供を通じてEVネットワークの事業拡大を支えてまいります。

＊『MEEQ』サービスサイトにて、EVネットワークの導入事例インタビュー記事を掲載しています。
URL：https://www.meeq.com/meeq/casestudy/0048.html

お客様からのお問い合わせ先

ミーク株式会社 営業本部
TEL 　：03-4226-3119
E-mail：sales-all@meeq.com

MEEQについて

 MEEQは、直感的なコンソール画面を通じて、簡単にIoT向け通信サービスを購入／決済／登録／管理ができるIoT/DX プラットフォームです。NTTドコモ、ソフトバンク、KDDI回線のデータ通信専用SIMの利用が可能で、お客様側でシステムを用意しなくとも簡単にIoT回線を追加し、さまざまな事業をサポートすることができます。
 データを自動的に加工し、蓄積して、お客様のシステムの一部としてご利用いただけるデータベース「IoTストレージ」や、データを分析してアクションに結び付けるアプリケーションなど、IoT事業者やIoTを活用したい企業の皆様が簡単に利用できるサービスを拡充しています。

URL：https://www.meeq.com/meeq/

ミーク株式会社について

 IoTサービス事業者及びDXを推進する企業向けに、IoT/DX プラットフォーム『MEEQ（ミーク）』を展開し、低価格（月額143円（税込）から）かつ高品質なモバイル通信回線やコーディング不要で利用可能なデータプラットフォーム等を提供しています。
 また、数少ない3キャリア（NTTドコモ、ソフトバンク、KDDI）に対応したMVNEとして、多くの大手MVNOにネットワークおよび業務システム、業務支援等を提供しています。

会社概要

会社名　：ミーク株式会社
所在地　：東京都渋谷区渋谷3-10-13　TOKYU REIT渋谷Rビル 8階
代表者　：代表取締役 執行役員社長 峯村竜太
設立　　：2019年3月
上場市場：東京証券取引所グロース市場（332A）
URL　　：https://www.meeq.com/
※記載されている商品名、会社名等は各会社の商号、商標または登録商標です。