MEEQの詳しい説明や料金プラン、各種オプションなどについて知りたい方はこちらから説明資料をご確認ください。
様々な業界のMEEQ成果事例をまとめた事例集をご用意しております。ぜひご覧ください。
MEEQの詳しい説明や料金プラン、各種オプションなどについて知りたい方はこちらから説明資料をご確認ください。
様々な業界のMEEQ成果事例をまとめた事例集をご用意しております。ぜひご覧ください。
オフィスや商業施設、イベント会場、交通機関などで、万一の事態に備え、目を光らせる警備員の姿を見たことのない人はいないでしょう。平時は巡回ルートを警戒し、配置ポストに立って周囲を見張りつつ、いざというときには機敏な対応でトラブルや被害を防ぐ――意識を緊張させた状態が長時間続く、見た目以上にハードな仕事です。
さまざまな職種で人手不足が叫ばれる中、警備の仕事も例外ではありません。そこで今、人に代わって警備業務の多くを担う、警備ロボットの導入が進んでいます。目覚ましい進化を遂げつつあるAIの力も活用し、ロボットでカバーできる業務範囲はどんどん広がっています。
警備業界大手のセントラル警備保障株式会社(以下「CSP」)も、独自に開発したロボット「C-SParX」(シースパークス)をオフィスや商業施設などの警備に活用しています。ロボットとクラウド、そしてロボットの監視に当たる警備員の持つタブレット端末との通信に「MEEQ SIM」が使われています。「MEEQ SIM」の導入を決めた理由や使用感などについて、開発推進本部 研究開発部 次長の佐藤光晴さんに伺いました。
CSPでC-SParXを用いた警備サービスを始めたのは2022年。警備先のニーズに合わせ、巡回や立哨(特定の場所に立って行う警備)の一部をC-SParXに置き換えることで、コストを抑えた警備プランを提案・運用してきました。C-SParXは設定した経路に従い、正確な自律走行が可能で、障害物も避けて通れます。不審者に向けて警告音を発することに加え、多言語での音声案内を行うことも可能。防災センターなど遠隔地との通話ができるアプリも搭載されています。
C-SParXの「目」は、搭載された複数のカメラです。転倒した人、白杖を使っている人などサポートが必要な人がいないか、不審火や異常な高温になっている物がないかなど、AIを実装した画像解析機能で確認。検知対象の人・物を発見した際は素早くアラートを出し、警備員が携帯するタブレット端末に通知が届く仕組みです。また、カメラの映像は常にクラウドに送られており、防災センターなどで常時、あるいは必要に応じてライブ映像をチェックすることも可能です。
C-SParXとクラウド、警備員の持つタブレット端末間の通信には、サービス開始当初からSIMを用いていました。ただ、すべてのニーズを満たすSIMを見つけることは容易ではなかったと佐藤さんは振り返ります。
C-SParXからの通信には、ライブ映像が含まれるためデータ容量が大きくなります。さらに、リスク検知時の通知もライブ映像も、遅延があってはC-SParXの信頼に関わるため、通信の安定性も必須。大容量の通信プランを選べるSIMに出会ってからはそれをメインにしていたものの、通信の不安定さに悩まされることもあったと言います。そのようなときは別のキャリアのSIMに差し替え対応できるよう、最終的には4社ほどのSIMを使い分けており、担当者は煩雑な手配や管理に追われていました。
C-SParX向けに独自プランを作成できないかという相談をいただいたミーク担当者が、大容量の通信に特化したプランを提案したことが「MEEQ SIM」導入のきっかけです。
「当時、ちょうど新規のお客様先へのC-SParX導入を控え、社内で試験運用を行っていた時期でした。本番運用の開始時期に間に合わせるため、ミーク様には短納期での依頼になりましたが、真摯に対応いただき助かりました」(佐藤さん)
常時の映像の送受信用途を想定し、映像の送信(アップロード)が中心となるロボット向けと映像の受信(ダウンロード)が中心となるタブレット端末向けの2つの独自プランを提案しました。特に、データのアップロードが主となるロボット用には「上り特化プラン」を適用し、通信費用を必要最小限に抑えました。スマートフォン向けモバイル通信で利用の少ない上り帯域を有効活用し、IoT向けに競争力のある価格で提供する、ミークならではのプランです。
大容量と並ぶもう一つの必須ポイント、通信の安定性に関しても、3キャリア対応の「MEEQ SIM」なら、各キャリアを試したうえで、最も安定したものを選ぶことが可能です。
「通信の安定性に関して難しいのは、ロボット導入時には問題のなかったキャリアでも、その後不安定化するケースがあることです。現場の警備員から『リスク検知のテキスト通知が来た際、一緒に届くはずの画像がなかなか表示されない』『ライブ映像を確認したいタイミングでうまくつながらない』といった声が上がると、まず予備で持っている別のキャリアのSIMを入れてみます。そこで『こちらの方がよさそう』と判断したら、以前はSIMの提供元に連絡してプラン変更しており、こうした手配にかなりの手間がかかっていました。今は『MEEQ SIM』にほぼ一本化したため、他のキャリアのSIMの発注やプランの変更をコンソール画面上で完結させることができ、事務作業を大幅に効率化できています」(佐藤さん)
また、3キャリアで大容量プランを利用できるようになり、現場のオペレーションにおいて通信使用量の心配がなくなったことも大きいと言います。
「リアルタイムで画像や映像を確認できる通信スピードをキープするため、以前はデータ量に関して注意が必要な場面もありました。利用していた事業者によっては、既定の容量を超えないよう、画像サイズを小さくするなどして対応したこともありました。『MEEQ SIM』のプランでは、こうした心配がいらない容量を確保できているため、本来業務により一層集中できるようになりました」(佐藤さん)
さらに、ミークならSIMの手配や管理を一元的に行えるコンソール画面があることも、佐藤さんがメリットを感じているポイントです。
新規のSIMを発注する際やプラン変更する際、以前は利用するキャリアなどによってそれぞれ異なる手続きが必要でした。それが「MEEQ SIM」にほぼ一本化した今では、画面上のシンプルな操作で完了するようになっています。
「プラン変更は、キャリアの通信状況の変化を受けて行うこともあれば、導入先のオペレーションの都合に合わせて行うケースもあります。たとえば、導入時はライブ映像を常時見たいと希望されていたお客様が、少し経ってから『やはり時々確認するだけで十分』となった場合ですね。そんなときは通信費用を無駄にしないよう、速やかにプランを切り替えます」(佐藤さん)
コンソール画面では、SIMごと、導入先ごとに現時点での通信量を確認することも可能。各現場のリアルなニーズを踏まえた、最適なプラン選択に役立っています。
C-SParXは今後、導入先をさらに広げていくとともに、高機能化も進めていく計画です。
人が警備に当たる際は、警備以外に付加的な業務も行っています。特に商業施設などで多いのは、ショップやトイレなどの場所を尋ねる施設利用客への案内対応などがあります。こうした業務までC-SParXでカバーできるよう、新たな機能開発を検討しています。
C-SParXの強みである画像解析機能も、さらなる進化を目指しています。これまで不審者や不審物、サポートが必要な人などを画像から検出するためには、多数のサンプルデータを用いてAIに学習させる必要がありましたが、AIの高度化が進んだおかげで、従来のような学習プロセスの簡略化が期待できます。導入先で必要に応じて検出対象を増やせるフレキシブルなUXを実現し、個別のニーズにも対応してまいります。
C-SParXの運用・進化の核となるのは、クラウド連携を軸にした高度な制御やデータ活用。そこには常に安定した通信が欠かせません。警備サービスの信頼に関わる「リアルタイム性」の維持・向上を、ミークは今後も支え続けます。
プロジェクト担当者部署・役職:開発推進本部 研究開発部 次長 佐藤光晴さん
ウェブサイト:
https://www.we-are-csp.co.jp/
警備ロボットC-SParX:
https://www.we-are-csp.co.jp/corporate/csparx/index.php