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事件や事故が起きた際、災害が発生した際、情報が錯綜しがちな中で、「そのとき何が起きたか」を克明に伝えてくれるカメラ映像は、頼りになる存在です。
こうした社会の安心・安全を守るための映像伝送システムを長年提供してきたゲネシスコンマースは、2024年4月から映像の送受信に「MEEQ SIM」を使い始めました。機密性の高い映像情報も扱えるセキュリティ環境を必須条件に、全国各地の現場に対応できるよう通信環境もより安定させ、エンドユーザーの導入障壁が下がるよう契約の手間や通信費用も抑えたい――。そのような希望をすべて満たす通信環境を実現できたことで、システムの導入先の拡大にも寄与しているようです。「MEEQ SIM」導入の経緯と効果について、統括戦略室の真船高行さんと第二公共ソリューション事業部の新垣和史さんに詳しく伺いました。
株式会社ゲネシスコンマース 統括戦略室 真船高行さん(左)、第二公共ソリューション事業部 新垣和史さん(右)
1999年の創業以来、情報技術を核にしたサービス展開を続けてきたゲネシスコンマース。特に画像処理で映像を鮮明化する技術に強みを持ち、各種の画像解析ソフトウェアや、リアルタイムで映像を鮮明化する装置などを開発・提供してきました。官公庁をはじめ、放送業界などにも多数の導入実績があります。
映像鮮明化と並んでもう一つ、同社の事業のキーワードとなっているのが、「安心・安全な社会の実現」。官公庁を主要顧客としてきたこともあり、映像をリアルタイムで伝送するシステム、AI分析で不審者や特定車両を検出するプラットフォームなどを提供しています。
映像位置情報伝送装置
映像鮮明化装置
現在、「MEEQ SIM」が活用されているのは、同社の「映像・位置情報伝送システム」。モバイルカメラや設置型カメラから伝送される映像・音声・位置情報などを管理装置で集約し、PCやタブレットでの映像管理を可能にするシステムです。カメラも閲覧端末も複数台を組み合わせられるため、大型の警備案件にも活用できるのが特徴。官公庁で求められる高いセキュリティレベルにも対応しています。
システム内の機器間の通信には、従来はキャリアから直接購入したSIMを活用していましたが、機器の設置場所によっては電波状況が安定せず、エンドユーザーを通じてキャリアに環境改善をリクエストするなどの対応が必要になったこともありました。警備の一環としてカメラ映像を活用している以上、映像のリアルタイム性を担保することは非常に重要です。
また、新規のエンドユーザーに対し、システム導入を進める際のスピード感や費用感に関しても課題がありました。ユーザーからは、「機器類をいきなり購入するのは負担が大きい。まずは一定期間レンタルして、使い勝手を確かめたい」というリクエストが増えていた一方で、導入先が官公庁の場合は機密上、閉域網の構築が必須。機器類はレンタルする契約であっても、通信環境はその都度構築しなければならず、閉域網の契約手続きと工事が必要となると、結局エンドユーザーにとって「手軽に試せる」サービスではなくなってしまう――ゲネシスコンマースの営業活動上、この点がボトルネックになるシーンが増えていました。
映像・位置情報伝送システム システム構成イメージ
通信不安定のリスクを減らすとともに、「閉域でも手軽に使い始められる」通信環境を求め、ゲネシスコンマースではMEEQを含む数社のプランを検討。その中から「MEEQ SIM」を選んだ最大の理由は、1つの閉域網内で3キャリアの回線を利用できることでした。
さらに、導入の手軽さの面でも、MEEQの閉域ネットワークにはゲネシスコンマースのニーズにぴったりなタイプがありました。インターネットを介さず、契約しているSIM間のみでの通信が可能な「SIMコネクト」です。ネットワークカメラ等のシステム上の通信機器にSIMを入れておけば、新規の導入先でもすぐに使い始めることが可能。エンドユーザーごとに閉域網の契約や工事が必要になることはありません。
「真船を通じて『SIMコネクト』の話を聞き、私もすぐに使ってみたいと思いました。実際、ここまで活用してきて、『SIMコネクト』を選んだのは正解だったと感じています。通信コストの面でも、契約から使用開始までのリードタイムの面でも、導入までのハードルをかなり下げることができました」(新垣さん)
料金プランに関しても、MEEQにはゲネシスコンマースにとってメリットの大きな選択肢がありました。データのアップロード用途に限り、毎月基本100GBの大容量データをリーズナブルな定額で通信できる「上り特化プラン」です。スマートフォン向けモバイル通信で利用の少ない上り帯域を有効活用し、IoT向けに価格競争力のある料金で提供する、ミークならではのプランです。ゲネシスコンマースでは、ネットワークカメラ用のSIMに「上り特化プラン」を活用し、コストダウンにつなげています。
「ネットワークカメラ用には、実は従来利用していたキャリアの容量無制限プランにも、毎月の通信量を気にしなくていいメリットがありました。この点、MEEQの『上り特化プラン』の場合、通信量管理は必要になるのですが、コンソール画面も使いやすいですし、プラン設定をうまくすればさらにコストダウンでき、助かっています。基本の100GBプランのほか、通信量の多い現場用には150GBや200GBのプランをあてるなど、状況を見ながら使い分けています」(真船さん)
MEEQのコンソール画面では、各SIMの累積通信量だけでなく、1日あたりの通信量やエンドユーザーごとの通信量なども簡単に確認できます。ゲネシスコンマースの営業担当から寄せられるSIM手配依頼を一手に引き受ける真船さんは、コンソール画面を駆使して翌月に必要な通信量を予測。最終的にはエンドユーザーのメリットにもなるコストダウンを実現しています。
従来のSIMからの切り替えに向け、いくつかの事業者を比較検討していた際、真船さんはミークの対応の柔軟さにも強い印象を受けたと語ります。
「SIMコネクトの提案をいただき、実際に問題なく通信できるか試したいと伝えたところ、すぐに快く対応してくださったのがミークさんでした。同時に検討していた会社の中には、テスト使用はNGのケースもあったのですが、それではエンドユーザーに自信を持って提供できないので……。最後の決め手はそこでしたね」(真船さん)
「MEEQ SIM」導入後、真船さんからの相談を受けたミーク担当者が独自プランを設定した際の対応も迅速だったと言います。
「先ほど触れた150GB、200GBの上り特化プランは、エンドユーザーからの急なリクエストをきっかけに用意していただきました。もともと短期レンタルで当社システムを活用されていたユーザー様から『継続して使いたい』と嬉しいお話をいただいたのですが、そうなると月100GBでは足りなくなる可能性がありました」(真船さん)
内心、「対応に時間がかかるのでは」と覚悟していた真船さんの予想に反し、ミーク担当者に相談した1週間後にはプラン提案を受け、2週間ほどで契約を締結。エンドユーザーを待たせることなく、新プランの適用をスタートできました。
空白期間ができることは許されない警備業務に使われる映像・位置情報伝送システム。現場起点のソリューション提供を追求するゲネシスコンマースのオペレーションを後押しできたようです。
「MEEQ SIM」の導入から約1年半。映像・位置情報伝送システムの官公庁向け営業をリードする新垣さんは、提案活動が進めやすくなったことを実感しています。
「まず、3キャリアに対応できるようになったことで、エリアによる通信状況のバラつきを心配することなく、ご案内できるようになりました。閉域網の活用に関して、エンドユーザーごとに新たな閉域網を契約する必要がなくなった点も大きいです。私たち営業担当者も、いちいちキャリアに確認を取ることなく、過去の類似事例を参考にして素早くお見積りを出せるので、テンポよく提案を進められるようになりました」(新垣さん)
人々の暮らしを見守る確かな「眼」として、今後も導入拡大が期待される映像・位置情報伝送システム。安心・安全の輪が全国各地へと広がるよう、ミークも寄り添い続けます。
プロジェクト担当者部署・役職:統括戦略室 真船高行さん、第二公共ソリューション事業部 新垣和史さん
ウェブサイト:
https://gcs-tokyo.co.jp/
映像情報ソリューション:
https://gcs-tokyo.co.jp/solution_cat/image/