MEEQの詳しい説明や料金プラン、各種オプションなどについて知りたい方はこちらから説明資料をご確認ください。
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バレンタインデーや母の日、クリスマスなど、折々のイベントに合わせ、商業施設の催し物会場などで開催される様々なフェア。そのようなイベントへの出店準備で課題になることの一つに、業務用の通信環境の構築があります。限られた開催期間に合わせて設営・撤収しなくてはならない出店側にとって、通信環境を短期間で構築することは決して簡単ではありません。
株式会社スリーセブンワークスは、こうした店舗向けの通信環境の構築からIoT機器の死活監視など、ネットワーク構築・運用監視を通じて多彩な企業のシステム環境を支えています。
スリーセブンワークスでは、臨時店舗のための通信環境構築に加え、同社が提供するIoT機器の運用監視などにも「MEEQ SIM」を活用しています。運用監視のプロの視点から、「MEEQ SIM」のさまざまな機能、特にコンソール画面の使いやすさを実感しているといい、今後も活用シーンが増えることが見込まれています。通信業界を深く知る同社が「こんなサービスは他にない」と評価する「MEEQ SIM」の特徴について、代表取締役の服部照久さんに伺いました。
株式会社スリーセブンワークス 代表取締役 服部照久さん
現在、スリーセブンワークスで「MEEQ SIM」を活用しているシーンは、主に店舗での通信とIoT機器の運用監視の2つに分けられます。
店舗での通信に関しては、催し物会場のほか、百貨店の常設店舗でも「MEEQ SIM」がWi-Fiルーター用の回線として使われています。百貨店では通常、来店者向けにはフリーWi-Fi、店舗向けには固定回線が用意されていますが、固定回線はVDSL方式が中心のため光配線のような通信速度は期待できません。特に店舗数の多い地下フロアなどでは、時間帯により回線がパンク状態に陥りますが、百貨店との契約上、各店舗が専用の固定回線を敷けないことが多々あります。 そこで決済処理や売上報告などが滞りなく行えるよう、店舗側でモバイル回線を確保したいとのニーズがあり、「MEEQ SIM」を用いて対応しています。
店舗向けSIMの活用の場は、百貨店だけではありません。ワゴン車に商品を積み込んで営業する移動販売の店舗で使われるケースも最近増えています。移動販売事業の運営会社から販売パートナーに「MEEQ SIM」の入ったポケットWi-Fiを渡すことで、各販売パートナーは日々、好きな場所に移動して営業できる環境が整います。
店舗用途での「MEEQ SIM」の活用目的はフレキシブルに通信環境を構築することですが、ネットワークカメラなどIoT機器の監視用途の場合、目的が異なります。IoT機器の通信には基本的に固定回線が使われており、「MEEQ SIM」は何らかの理由で通信が途絶えた際のバックアップとして装備されています。固定回線に障害が起きているのか、それとも機器自体に異常が発生しているのか、モバイル回線に切り替えて監視することで、迅速な状況把握が可能になるのです。
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2024年から「MEEQ SIM」を使い始めたスリーセブンワークス。きっかけは、服部さんが同業の会社を通じ「MEEQ SIM」の評判を耳にしたことでした。催し物会場用のWi-Fiルーター手配などで、「会期スタートに間に合うか」という瀬戸際を何度も経験してきたため、特に「MEEQ SIM」の納期の短さは魅力的だったといいます。
「1カ月間無料で試せると聞き、使い始めてみたところ、何よりコンソール画面の便利さに驚きました。さまざまなベンダーのSIMを使ってきた私でも、ここまでユーザーに寄り添ったコンソール画面は見たことがありません。これなら、今まで運用上のネックになっていた課題をいくつも解消できると直感しました」(服部さん)
「MEEQ SIM」の場合、SIMの発注はコンソール画面から手軽にでき、書類の手配なども必要ありません。画面注文から最短3日でSIMがユーザーの手元に届きます。
「百貨店の催し物は、直前まで会期が確定しないことが珍しくありません。また、店舗様も準備に忙殺される中、Wi-Fi手配が後手に回ってしまうことがあります。そんなときでも、手を尽くしてベストな通信環境を整えるのが当社の仕事。『MEEQ SIM』を導入してからは、以前のような『SIM待ち』の期間がなくなりました」(服部さん)
催し物会場ではSIMの到着後も、「MEEQ」ならではの管理機能が力を発揮したシーンがあります。ごった返す会場内で、SIMが紛失したときです。
「店舗様から紛失の一報を受け、取り急ぎコンソール画面から通信の一時停止を行いました。SIMを拾った部外者に勝手に使われてしまうリスクをなくすためです。先方は『一時停止なんてできるのですか? 』と驚いていましたね。『MEEQ SIM』の場合、各SIMの最終通信地点を追える機能があることも、紛失時には助かります」(服部さん)
コンソール画面の使いやすさに加え、服部さんが利便性を実感しているのが、閉域網のプランを選択した場合、SIMに任意のプライベート固定IPアドレスを振れる点です。このIPアドレスを利用して、特定のIoT機器にアクセスし、通信回線やIoTルーターの運用監視を行うことが可能になります。
閉域網につながるSIMはこのほか、移動販売の店舗向けのポケットWi-Fiでも活用されています。
「閉域網なら通信がインターネットに出ていかず、セキュリティの面でも安心ですし、ポケットWi-Fiに接続する販売パートナーの方々に業務に集中していただきやすい環境もつくれます。さらに、今後は例えばオフィス用途などで、『社長携帯用のSIMはインターネット接続を可能にする』『一般社員用はインターネット接続不可だが、特定の社員は特定サイトにのみアクセス可にする』などと使い分けたい際にも活用できると考えています」(服部さん)
「MEEQ SIM」が3キャリアに対応している点も、スリーセブンワークスが導入を決める際のポイントになりました。移動販売用のポケットWi-Fiはそれぞれの販売パートナーが営業したい地点で機能する必要があり、IoT機器の設置場所も国内各地に広がっています。「MEEQ SIM」なら実地でアクセス状況をテストした上で、地点ごとに電波の届きやすいキャリアを選べるため、スリーセブンワークスのサービス展開上、地理的な制約を受ける心配がありません。
「ネットワークの運用監視を担う立場で『MEEQ SIM』の使いやすさを実感している今、品質の高いサービスを希望される企業様向けのSIMとしては『MEEQ SIM』が最適と考えています。利用可能なエリアが広い点は、今後お客様から新規の相談をいただいた際に、ますますメリットとして利いてくると思います」(服部さん)
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日本国内の通信環境について、「他のアジア諸国からも大きく遅れている」と危機感を募らせる服部さん。通信速度の遅さが企業のビジネス展開や一般消費者が各種サービスを利用する際のネックとなっている現状を改善すべく、スリーセブンワークスではさまざまな新規商品・サービスの開発にも挑んでいます。
「国に帯域幅を広げてくれるよう求めるだけでなく、われわれ民間企業でもできる取り組みは進めていかなくてはと考えています。例えばSIMも、1台のルーターや携帯に複数枚入れれば、それだけ帯域は太くなります。今の携帯でもすでに2枚入れることは可能ですが、今後4枚、5枚と増やせるようになれば、容量の大きな動画などもサッと送れるようになるでしょう。当社はすでに海外メーカーと組み、独自に機器を開発できる体制を整えています。日本も早く世界の通信レベルに追いつけるよう、機器提供で貢献していきたいですね」(服部さん)
スリーセブンワークスの社名の由来は、サーバーOSのLinuxで使われるパーミッションを表す「777」。「読み取り」「書き取り」「実行」のすべての権限を与えることを意味する「777」になぞらえ、ITの世界でマルチな役割を担うプロ集団を目指す思いが込められているといいます。顧客企業のニーズに寄り添いつつ、事業領域を縦横無尽に広げるスリーセブンワークスの挑戦に、MEEQは今後も伴走していきます。
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プロジェクト担当者部署・役職:代表取締役 服部照久さん
ウェブサイト:
https://777works.jp