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大阪ガスネットワーク株式会社は、関西地方で都市ガスを供給しているインフラ企業です。ガス導管網の整備・運用、ガス供給設備の保守・点検など、重要な役割を担っています。
ガスメーター定期取替作業の報告は、これまでモバイル通信機能のないハンドヘルド端末で行っていました。これを、業務効率化やDXといった意図もあり、モバイル通信対応タブレットへ切り替えることにしたのです。
モバイル通信に必要なSIMは、「MEEQ SIM」をお選びいただきました。低コストだったこと、「MEEQ SIM」を1年間モニターして満足いく結果が得られたこと
、3キャリア対応なこと、納期が短いこと、が選定理由です。
タブレットへの切り替えと「MEEQ SIM」導入を決めた背景を、大阪ガスネットワークの総合保安部 メーターTの 酒井寛太さんに伺いました。
大阪ガスネットワーク株式会社 総合保安部 メーターT 酒井寛太さん
大阪ガスネットワークは、関西地方を中心に7府県で都市ガスを供給するインフラ企業です。ガスを各地へ届けるガス導管網を整備・運用するほか、ガス供給設備の保守や点検など、事故を未然に防ぎ安全を守る重要な役割も果たしています。
そんな大阪ガスネットワークが担っている大切な業務の一つに、ガス消費量を測るガスメーターの定期取替作業があります。高い安全性と精度が求められるガスメーターは、計量法で「検定有効期間」が定められており、一般家庭用は約10年に1回、業務用などは約7年に1回、定期交換しなければなりません。
検定有効期間が満了して検定満期（検満）を迎えたメーターを、大阪ガスネットワークは各地の協力会社に依頼して順次取替しています。
メーター取替の担当者は、現場で専用のハンドヘルド端末に作業内容を記録し、事務所へ戻ってから完了レポートを作成して報告します。
酒井さん：「以前から使っているハンドヘルド端末には、モバイル通信機能がありません。現場で作業完了報告できないため、会社に帰ってから報告します。移動に時間がかかってしまい、ディレイが生じていました」
モバイル通信に対応していない端末で作業を記録する仕組みは、業務効率化やDXの点で問題があります。しかも、この端末の保守期限が2025年4月に迫っており、使用端末の交換やワークフローのDXが急務になっていました。
大阪ガスネットワークは、さまざまな現場作業でタブレットを活用するようになっています。そこで、ハンドヘルド端末の保守期限切れに先立ち、ガスメーター定期取替作業を行っている現場にもタブレット導入を決定。
さらに、タブレットをモバイル通信にも対応させ、業務の効率化を図ったのです。
モバイル通信に必要なSIMは、使用条件などを検討した結果、最終的に「MEEQ SIM」を選びました。
タブレットを使ったガスメーター定期取替作業
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ガスメーター定期取替作業用タブレットで「MEEQ」を採用するにあたり、低コストが決め手の一つでした。それに加え、酒井さんは通信品質、3キャリア対応、短納期も魅力だったと話します。
お客さまのガス設備を定期点検している大阪ガスネットワークのある部門は、通常ミークとは異なる事業者のSIMを使ってモバイル通信していますが、試験的に「MEEQ SIM」を使ったことがあります。
酒井さん：「保守業務を担当するチームが、1年間くらいドコモ回線の『MEEQ SIM』を試用しました。『MEEQ SIM』の通信速度や電波強度を調べ、電波状況の悪いビル群の間
などでどの程度使えるかを検証する目的です。その結果、通信品質に問題ないと分かり、コストも安いことから、ガスメーター定期取替作業用のタブレットで『MEEQ SIM』を使うことにしました」
「MEEQ」は、利用する通信キャリアを3キャリアから選べるので、複数キャリアのSIMを利用することによる回線の冗長化がしやすいという強みがあります。
酒井さん：「1キャリアに限定していると、通信障害が起きたときに全端末が使えなくなってしまいます。これは大きなリスクです。3キャリア対応の『MEEQ』なら、導入するSIMの半分はあるキャリア、残り半分は別のキャリアにするといった対応で、リスクヘッジできます。そのアイデアが検討時に出て、『MEEQ』を採用する理由の一つになりました」
「MEEQ」は、管理コンソールからSIMを発注すると最短3日で届きます。この短納期という特長は、大阪ガスネットワークがガスメーター定期取替作業用のタブレットを用意するにあたり、重要な要素だったのです。
酒井さん：「タブレットへのキッティング作業を行う必要があり、SIM納品に時間がかかると、ギリギリの余裕のないスケジュールになります。その点、『MEEQ』の短納期は魅力的でした」
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大阪ガスネットワークは、ガスメーター定期取替作業に使うタブレット用として300枚以上の「MEEQ SIM」を導入済みです。本格運用は2025年4月からの計画で、使用台数や頻度を段階的に増やしています。
導入するSIMを比較検討した際、「MEEQ」の短納期が採用を決めた要素の一つでした。その判断が、早くも奏功しました。
酒井さん：「導入した300枚以上のSIMカードのうち1枚だけ初期不良があり、急遽1枚追加する必要が生じました。管理コンソールから簡単に注文できるので、金曜日に発注したところ、翌週の月曜日にはSIMが届いたのです。この短納期には助けられました」
酒井さんは管理コンソールの使い勝手を評価しています。
酒井さん：「管理コンソールでSIMの使用状況を確認したり、請求書を処理できたりして、その辺は使いやすいですね。契約している高速月間データ容量で十分だと予想していますが、本格運用を始めるとガスメーター定期取替業務以外でタブレットを使って容量を使い切り、低速化することもありえます。管理コンソールでは、どのSIMがそういう状況になったかも確認できて便利そうです」
「MEEQ」の管理コンソールには、通信容量の残量アラートという機能があります。この機能を活用すれば、通信速度の低下を未然に防げるでしょう。また、SIMのグループ化機能を利用し、「MEEQ SIM」を貸与している協力会社ごとに分けたり、運用する地域ごとに分けたりしておくと、管理業務の負担を削減できます。
ガスメーター定期取替作業用タブレットの本格運用はこれからですが、モバイル化の業務改善効果は確実に得られる見通しです。
酒井さん：「作業報告を現場で入力して、その場で送信できます。記録用の写真も従来はデジカメで撮影し、紙に印刷して保存していましたが、タブレット内で完結させられます」
ガスメーター定期取替作業で使う「MEEQ SIM」のキャリアはドコモ回線だけで、契約している料金プランもシンプルなものです。しかし、今後大阪ガスネットワークが手がける事業によっては、マルチキャリア化や異なる料金プランが必要になるかもしれません。
そのような場合でも、「MEEQ」は対応が可能です。3キャリアのSIMを提供できることに加え、用途に合わせた最適な独自プランを用意するなどの調整が行えるため、用途を限定せずに幅広くご支援することができます。
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プロジェクト担当者部署・役職：総合保安部 メーターT 酒井寛太さん
ウェブサイト：
https://network.osakagas.co.jp/
